日鉄物産 学生服メーカー瀧本の株式をトンボに譲渡

2019/06/04 15:00 更新


 日鉄物産は5月31日、連結子会社で学生服メーカーの瀧本(大阪府東大阪市)の株式について、一部を除いて同業のトンボ(岡山県岡山市)に譲渡した。譲渡価格は非公表。これにより、トンボが全株式の過半数を保有し、子会社化した。日鉄物産の中村英一取締役専務執行役員繊維事業本部管掌は「経営資源の共有化、集約化などにより、互いに生産性や成長性が高まると判断した」という。

 瀧本は1925年に創業。中学校、高校向けの学生服が主力で、自社ブランドの「スクールタイガー」をはじめ、「ミズノ」などのブランドもライセンスで扱う。全国に営業拠点と販売店をグループ会社として構えている。

 中村取締役専務執行役員は「少子高齢化による国内生徒数の減少に伴い、学生服市場を取り巻く環境は非常に厳しい」と指摘。瀧本の業績は16年6月期は98億8800万円、17年6月期は98億7200万円、18年6月期は95億6600万円。今期は減収減益の見込み。緩やかだが減収基調が続いており、長期的な視点で今回の判断に至った。

 瀧本の再建について、単独または他社とのアライアンスを検討していたところ、昨春にトンボから打診があり、協議を重ねてきた。このほど、公正取引委員会の了承を得て、株式譲渡を実施した。

 トンボと瀧本のアライアンスの具体的な中身はこれから詰めるが、「瀧本の基本的な経営方針やブランド戦略に変更はない」という。経営体制は9月に予定されている株主総会を経て、新体制へ移行する。


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