《トップインタビュー2024》ニッケ社長 長岡豊氏 “未来生活創造企業”へ

2024/01/31 11:00 更新有料会員限定


長岡豊氏

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収益の基盤築く

 ――前中計はどう総括するか。

 創立130周年の26年度(26年11月期)を最終年度とする10年の中長期ビジョン「ニッケグループRN(リニューアル・ニッケ)130ビジョン」における第2次中期経営計画(21~23年度)は、外部環境の変化が大きかった3年。そのなかでも19年度の連結営業利益(105億円)超えを一つの目標に掲げました。

 結果的に22年度は107億円、23年度は110億円。2年続けて過去最高益を出すことができました。衣料繊維、産業機材、人とみらい開発、生活流通という4事業部がうまく補完し合い、100億円を超える収益基盤が整ってきたと思っています。

 ただし、衣料繊維の国内ユニフォームと、人とみらい開発の商業施設・不動産開発という太い収益の柱はありますが、3本目の柱が育っていません。海外事業を含め成長事業の育成が遅れています。第3次中計で作っていきたい。

 ――3本目の柱は。

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