ニッケは、26年11月期が最終年度の新中期経営計画を策定した。最重点は、産業機材事業の不織布。インドネシアの生産ラインを増設する。衣料繊維事業はユニフォーム分野で生産体制を再構築し、安定供給の基盤を整える。製品ビジネスにも力を入れる。テキスタイル・ヤーン、ニット製品分野は海外販売を強化。製造合理化の投資も推進する。
(小堀真嗣)
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新中計では、3年間で約500億円の「成長投資枠」を設け、このうち290億円を設備・研究開発投資に充てる。内訳は、衣料繊維事業が66億円。主に省エネ、省人化、自動化など製造合理化を目的とした投資と基幹システムの変更を予定している。