猫好きによる、猫好きのための猫集会で密なコミュニティー作りを――。
ルミネの商業施設ニュウマン(東京・新宿)は2日、野外音楽フェス「タイコクラブ」などを運営するこいのぼりと協業して「CAT面舞踏会(きゃめんぶとうかい)」を開催した。
会場は施設内の多目的ホール「ルミネゼロ」。3000円の前売り券は約150枚売れ、当日客も含めて数百人が訪れた。
客は猫好きであることが前提で、猫の仮面をかぶり、語尾に「ニャー」「ミャー」などをつけて猫語で話すなど、会場内では猫として振る舞うのがルール。参加者はクラフトビール「水曜日のネコ」を飲みながらモデルの水原佑果さんのDJプレイで踊ったり、猫になりきって写真を撮ったりと気ままに過ごした。「ハイカロリイオトメ」「あちゃちゅむ」など猫にちなんだ商品を販売するファッションブランドもブース出店した。
商業施設が乱立し、ネットでの買い物が普及するなかで「新しい客と接点を持つために、客同士のコミュニティーが自然に生まれる場を作りたかった」とニュウマンの担当者は話す。会場となったルミネゼロはアーティストの展覧会などを行うことが多いが、今後は同イベントの第2弾を含め、小単位の集まりやファンに絞った参加型イベントを増やす考えだ。