ネットプロテクションズ「NP後払い」 20年度の取扱高3400億円超に

2021/07/09 10:59 更新


Medium  %ef%bc%ae%ef%bc%b0%e5%be%8c%e6%89%95%e3%81%84 %e3%81%ae%e5%8f%96%e6%89%b1%e9%ab%98%e6%8e%a8%e7%a7%bb
「NP後払い」の取扱高推移

 ネットプロテクションズは、提供する後払い決済サービス「NP後払い」が20年度の取扱高で前年度比16%増の3400億円を突破した。事業者向けの「NP掛け払い」などを含めた同社後払い事業は4300億円を超え、国内後払い決済市場8820億円(矢野経済研究所調べ)の約半分を占めたことになる。後払い市場はクレジットカードなどに変わる決済方法として世界的にも拡大傾向にあり、「エシカル(倫理的)な決済」として認知、拡大を図る。

 世界の後払い(BNPL=Buy Now,Pay Later)決済は海外でもスウェーデンのクラーナ、オーストラリアのアフターペイなど時価総額3兆円超のトッププレーヤーが生まれるなど注目市場となっている。国内でも物流企業、クレジットカード会社、フリマ事業者などが参入し、市場が拡大している。

 背景にはEC市場の拡大や、クレジットカード離れなどがある。クレジットカードは審査が面倒でそもそも保有していなかったり、申請に時間がかかって、ECで購入したい時にすぐに使えなかったり、個人情報の漏えいや分割回数の多さで自分が何にいくら払っているのか分かりづらいなど、面倒さや不安から利用を控える人が増えているという。

 同社は目視とAI(人工知能)を使った独自の方法で「与信力」を高め、使いやすさと透明性を打ち出す。利用額超過や不正検知など明確な理由がない限り、与信を通過させることや、長期分割をしない、利用枠は5万円まで、遅延損害金を過剰に請求しないなどの施策をとっている。

 与信基準を安易に一律で厳しくすると与信通過率が下がり、事業者にとって販売機会の損失になったり、消費者からは「使えない」とクレームになったりと、マイナスの影響が出かねない。手間をかけてでも判断の難しい与信審査を目視で行い、これをAIに反映することで「透明性があり、不安が少ないエシカルな後払い決済を提供」(高田祥平同社シニアコミュニケーションデザイナー)する。


Bnr counter agreement
Bnr denshiban

この記事に関連する記事

Btn gotop