石井ナルミヤ・インター社長 「これからが腕の見せどころ」

2020/07/14 06:29 更新有料会員限定


 子供服業界はこの10年で大きく変化してきた。親の主力層がミレニアル世代に移ったこと、販路の多様化や大手専門店のシェア拡大などが背景にある。ナルミヤ・インターナショナルの石井稔晃社長はそうした市場の動きにいち早く対応し、従来の百貨店に依存したビジネスモデルからの脱却を掲げ、SC販路とECに着手、マルチチャネル戦略で実績を積んできた。「これからが腕の見せどころ」と言う石井社長にコロナ禍での問題意識や今後について聞いた。

(関麻生衣)

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 4~5月、ファッションは生活必需品ではないとのことで営業できなかったのは非常に悔しい。休業明けの店頭では「なるべく混んでいる時を避けたい」との消費者心理で、土日やセール初日の一極集中は減った。一度で必要な商品を揃えようと、一人当たりの買い上げ点数は増え、客単価も上がっている。

売れる服に変化

 家で過ごす時間が増え、デイリーに着られる服が売れている。その点でSC向けのブランドは、以前から日常生活で使ってもらえる品揃えにしているので、今後も需要が見込めるだろう。

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