南海電鉄は大阪・なんばの商業施設、なんばパークスの広大な屋上公園「パークスガーデン」を過去最大規模でリニューアルする。11月上旬に第1期オープン、来年春に完了する。緑や自然が身近に感じられる都心のオアシスを目指し、独自の集客装置の機能も高める。
【関連記事】なんばパークスサウスが7月1日グランドオープン 宿泊、オフィス機能を強めて
リニューアルコンセプトは人と自然が近づく「タッチングネイチャー」。9月から工事を始め、第1期は4エリアを作り変える。2階は「緑のエントランスシンボル」とし、ジャスミンの生育とともに変化するゲートを設ける。3階はウッドデッキとフレキシブルカウンターがある広場が一体になった空間。6階は「緑と食のガーデンテラス」で、夜まで食事が楽しめるようにする。7階西側は香り豊かなマグノリアなどを植栽し、リモートワークや打ち合わせに使えるワーキングスペースとする。
来春には4階、7階東側、8階をリニューアルする。パークスガーデンは敷地面積が約1万1500平方メートルで、段丘状に広がる。「世界で最も美しい空中庭園」(アメリカCNN局)に認定されるなど数々の受賞歴がある。