ホテルの朝食ビュッフェが好きです。ちょっと良いホテルのコースもぜいたくで良いですが、僕は自分で自由に料理を選べるビュッフェに心が躍ります。
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会場に並ぶ数ある料理から何を選び、どうベストな一皿を作り上げるのか。工夫次第では素晴らしいコースにも匹敵する可能性があります。
盛り付けの美しさや食べる順序をストーリーだてて、あれこれ考えるのが好きです。さらにやりすぎかもしれませんが、料理同士を組み合わせ、調理(?)をすることもあります。別のソースを絡めてみたり、新しい丼やサンドウィッチを作ってみたり……。
これは、店舗運営にも通じるものがあると思います。本部で展開商品やVMDが決められているのがコースなら、店舗スタッフが自らお客様のニーズをくみ、商品を厳選するのがビュッフェ。ベストな組み合わせの一皿を作ることはもとより、料理をカスタマイズして新たな一皿を作るのは、想定以上の価値を現場が生み出すことになるのではないでしょうか。
専門家が考えたコースは狙い通りに提案できる強みがあります。しかし、お店がブランドをよく理解・咀嚼(そしゃく)し、商品に新たな価値を吹き込む事ができれば、お客様のニーズの先を提案できる事につながります。これは大変難しく、もろ刃の剣にもなり得ますが、これこそまさに「お店で商売する醍醐(だいご)味」だと思います。
(アーバンリサーチ社長 竹村圭祐)
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「私のビジネス日記帳」はファッションビジネス業界を代表する経営者・著名人に執筆いただいているコラムです。
