レディスアパレルブランド「アクシーズファム」を運営するアイジーエーは、ブランド開発を強化して海外進出を加速している。コロナ下で始めた多ブランド化が軌道に乗り始め、インバウンド比率も伸びている。海外では日本のポップカルチャーやアニメを紹介するイベントに参加し、存在感を強めている。
(山村麻衣子)
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独自の世界強め
国内に3店あるロリータブランド「シャルミエール」は、過去に同社が海外に出店した際に、日本の「カワイイ」文化を発信しようと立ち上げたレーベルだ。昨年名前を変えてデビューし、独自の世界を強めて売り上げを伸ばしている。
和モードブランド「リゼン」はインバウンド比率が約40%と、同社のブランドの中でも高い。3店あり、京都市内の寺院の境内にある路面店ではインバウンドを意識した催しが盛況している。DJを呼んだ音楽演奏や茶道の体験などに手応えがあるという。
いずれもアクシーズファムから派生したブランドだが、各運営チームは20代を中心に企画やSNSなど担当者を集めている。売り上げを追わず、商品企画や店舗、EC、SNSの表現にこだわるのが同社の勝ちパターンだ。

失敗してもいい
五十嵐昭順社長は「若いメンバーは失敗してもいいのでチャレンジしてほしい。アパレル業界だけでなく、IP(知的財産)や海外拡大、ファンづくりなど視野を広げてほしい」と期待を込める。
一方、海外のイベント参加は、競合するアパレルブランドが少ないアニメ関係に絞っている。7月には、昨年に続いて米ロサンゼルスで開かれた北米最大級の祭典「アニメエキスポ」に参加。5月、独デュッセルドルフで開かれた日本のアニメイベント「ドコミ」には昨年に続き招待され、ファッションショーにも登場した。
パートナー企業が運営する中国では、期間限定店を出店。五十嵐社長は「グローバル展開は必須。今は勢いがあり数年で大きく売り上げを伸ばせると思う」と見据えている。
