無印良品が7月中旬から販売するワイヤレスのオーディオ機器がちょっとした話題になっている。理由の一つは価格だ。イヤホン2型が税込み2990円、モバイルスピーカーは2990円と3990円の2種、一番高いヘッドホンも6990円で買える。
全機種マイク内蔵で、ヘッドホンはノイズキャンセル機能付き。高性能の部品を使わずに、音楽も会話の声も低~高音までバランス良く響くよう、音質を細かく調整してある。
イヤホンは左右どちらかを紛失しても片側単位で追加購入が可能だ。ヘッドホンもイヤパッドが交換でき、スピーカーは2台同時に接続すればステレオ音声で楽しめる。
ワイヤレスオーディオを商品化した理由を、良品計画は「コロナ禍を経て日常的に使う場面が増え、生活の基本商品になったから」と説明する。狙うのは音響マニアでも、100円均一ショップで使い捨てを探す客でもなく、無印良品で生活の基本商品を日常的に買っている顧客というわけだ。
発売1カ月で結構な数の商品レビューが上がっている。音質への不満の声もゼロではない。だが「この音でこの価格なら満足」「片側だけ買えるのはありがたい」など好意的な評価が優勢に見える。顧客ニーズを的確に捉えれば競合の多い商品分野でもヒットは生まれる。服でも同じことができるかもしれない。
