《めてみみ》セール期とお盆の違い

2026/08/19 06:24 更新NEW!


 お盆の時期、都心商業施設を回った。百貨店、ファッションビルともに年々にぎわいが増しているように感じる。セールの立ち上がり期よりも、客数は多いのではないか。セール期との違いは、家族や友人など複数人での来店の多さ。飲食フロアの行列や、並んでいる人を見てもそう思う。

 猛暑や物価高の影響もあるだろう。JTBがまとめた「夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向」によると、26年の1泊以上の旅行の見通しは、総旅行者数が前年比4.6%減の7117万人と減少に転じた。内訳は、国内4.4%減、海外8.8%減で、旅行消費額見込みも前年割れだ。「国内旅行は、暑さを避け、屋内など涼を求める過ごし方が人気」という。身近なレジャーとして商業施設が選ばれているのがうかがえる。

 施設側の変化もある。幅広い客層が見込めるIP(知的財産)コンテンツの強化、子供が遊べる広場や休憩スペースの充実、ワークショップなどの買い物以外の価値提供にも力を入れてきた。とくに夏休み期間はファミリー層向けのイベントが目白押しだ。

 双方の要因が相まって、幅広い客層を集客しているのだろう。買い物客としての主力は20~30代の女性や、可処分所得が高い50~60代の男女だとしても、周りにいる家族や友人も楽しめる場であること。その重要性をお盆のにぎわいが示唆(しさ)している。



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