マッシュスタイルラボは、アルフォンス・ミュシャの芸術的財産や知的財産などを管理するミュシャ財団とパートナーシップ契約を締結した。23年秋からミュシャの作品をイメージした香水や雑貨の新ブランドを販売する。1号店を9月、ルミネ有楽町の1階に出す。実店舗を軸にECでも販売し、3年後に売上高10億円を計画する。
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主力ブランドの一つである「ジェラートピケ」でミュシャの作品世界をモチーフにした協業商品を販売した際、顧客だけでなく、ミュシャのファンからの反響も大きく好調だった。これを受け、世界初となるミュシャ財団の公認を得て、オリジナルのブランド開発に乗り出すことにした。
ブランド名は「ミュシャ」で、「蘇る情景を身に纏う。」がコンセプト。日本やフランスの調香師の協力を得て、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家であるミュシャが手掛けたポスターや絵画などの作品世界をイメージした香水、ヘアミスト、ハンドクリーム、ハンドソープなど香りにまつわるアイテムを作る。
フランスの織物や日本のタオル生産技術を活用し、ミュシャの作品をモチーフにしたバッグやポーチなど雑貨も開発する。9月に出す1号店は、店内に展示したミュシャの作品を鑑賞しながら香りを体験し、雑貨を見ることができる空間にする。店頭で一部雑貨アイテムへの名入れ刺繍サービスも予定する。