尾州産地の染色加工レインボー カラフルな「絣染め」で60年培った技術生かす

2023/02/01 12:00 更新有料会員限定


営業の伊藤匠さん(左)と伊藤光治社長。手前にはカラフルな絣染めの糸

 毛織物産地の尾州で染色加工を行うレインボー(愛知県一宮市)は、社名の通り1本の糸にカラフルな色を染色する「絣染め」で今年60年目を迎える。絣染めは2色以上でさまざまな幅や配列で染色するため、単色では表現できないグラデーションやデザイン性を持たせることができる。織物、ニット製品だけでなく刺繍糸、手芸糸、カーテンなど様々な用途で使用されている。

先駆的な社風受け継ぐ

 通常、隣り合う色と色の間はグラデーションになってしまうが、境界をはっきりと染色できるのはレインボーの長年培った唯一無二の技術だ。現在は絣染色事業、売糸事業に加え靴ひもやスマホストラップなどオリジナルの絣染め製品を企画・販売する新規事業や、ブランド、デザイナーへの提案強化などに力を入れている。

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