カジュアルウェアメーカー・小売りの水甚(岐阜市)は、米アウトドアライフスタイルブランド「エディー・バウアー」で日本における販売権・ライセンス権を持つ伊藤忠商事とサブライセンス契約を結んだ。23年春夏から直営店、オフィシャルECサイトの出店及び、百貨店、セレクトショップ、スポーツ専門店への卸を開始する。
契約カテゴリーはメンズ、レディス、キッズのアパレルで、それらの製造卸及び小売り事業を行う。直営店やECオフィシャルサイトでは一部の輸入商品も扱う予定。また、「米国では本格的なギアも取り扱っており、輸入や日本生産でギアの取り扱いを徐々に増やしていく」考えだ。
直営店は初年度で10店、5年後には25店を予定し、売上高は30億円を目指す。出店はSCの専門店モールや駅ビルなどを予定する。

同ブランドは1920年に米シアトルで生まれ、100年を超える歴史を持つ。米で初のダウンジャケット「スカイライナー」を作ったことでも知られる。53年には米国K2ヒマラヤ遠征隊の依頼により完成した「カラコラム」を発表するなど、米国を代表するブランドに成長した。現在、米オーセンティックブランズグループ(ABG、ニューヨーク)がブランドを保有し、不動産デベロッパーのサイモンプロパティーズとスパークグループを設立し、店舗展開する。メンズ、レディス、キッズ用の本格的なアウトドアウェアからライフスタイルウェア、グッズを販売し、世界で約300店を展開する。