三井不動産 台湾台中にアウトレットを開業

2018/12/14 06:27 更新


 三井不動産は12日、台湾台中市郊外にアウトレットモール、三井アウトレットパーク(MOP)台中港をグランドオープンした。台湾では16年1月に開業したMOP台湾林口に続く2施設目のSC。約473万人が居住する車で60分圏内を対象商圏とし、主に観光客の取り込みを狙う。来年1年間で来館者数約800万人、売上高約180億円を計画する。

(有井学)

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 台中空港から約9キロ、市中心部から約22キロで、観光施設が周辺に多い台中港フェリーターミナルの隣接地に開業した。敷地面積はMOP木更津とほぼ同規模の約18万平方メートル。将来の増床も視野に入れる。1階建てのオープンモールと2階建てのエンクローズドモールを合わせたハイブリッド型で、店舗面積は約3万5000平方メートル。

 店舗数は約170店で、欧米のファッション、スポーツブランドのほか、日系店を充実、物販の約2割、飲食店の約7割にした。MOP台湾林口での成果を踏まえた。

 飲食店は1階に約1000席で、15店が入るフードコートを設け、2階の大半をレストランとした。観光地に立地することから、屋外観覧車などエンターテインメント施設も充実した。周辺の観光施設と連携した販促も積極的に行う。

 11月30日のソフトオープンからの売り上げは当初予想を上回ったという。来館者数は平日で約1万5000人、土日で約3万人となった。グランドオープン日も飲食店を中心に大変なにぎわいだった。

初日からにぎわった


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