ミツフジと前田建設工業 衣服で暑熱環境リスク可視化

2020/03/10 06:25 更新


 ウェアラブルIoT(モノのインターネット)製品メーカーのミツフジと前田建設工業は、スマートウェアから取得した心拍情報を基に暑熱環境下でのリスクを可視化するアプリケーションソフトを開発した。技術を活用し、スマートウェアだけでなく様々なウェアラブル機器からも心拍情報をセンシングすることで「体調の把握と、安全な作業現場やスポーツ環境の構築が可能になる」という。

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 アプリは産業医科大学との共同研究を通じて開発した、心拍情報から深部体温上昇の推定ができるアルゴリズムが組み込まれている。共同研究では気温35度、湿度50%の暑熱環境を再現した産業医科大の人工気候室で、被験者に一定の運動負荷を与えた状況で、深部体温や心拍などの生体情報を連続取得した。取得情報を解析した結果、心拍と深部体温の関係性を見出し、心拍から深部体温の上昇を推定することに成功したという。

 ミツフジと前田建設工業は「暑熱による健康リスクへの予防・対策ニーズが高まり、高温多湿の過酷な環境下で働く人やスポーツをする人の体調見守りが重要な社会課題になっている」と指摘。産業医科大の東敏昭学長は「作業現場だけでなく、生活環境での活用に道を開く、着る『見守り』技術になると考えている」と期待を込めた。



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