【ミラノ=小笠原拓郎】24年春夏ミラノ・コレクションは、グラフィカルな柄を生かしたスタイルが充実している。直線的な色の切り替えやアラベスク柄など、その表現はさまざま。スタンダードアイテムとミックスしたり、デコンストラクトなアイテムへと変化させたりする手法が目立つ。
(写真=大原広和)
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大きなバッグのオブジェが置かれた会場で、フェンディはグラフィカルな色柄を軸にしたコレクションを見せた。ポイントとなるのは直線的に色を切り替えたデザイン。チューブトップやチューブドレスには帯のようなディテールを取り入れて、スクエアな布の動きとともに色が切り替わる。レザージャケットはモンドリアンのような直線的な柄の切り替え。グラフィカルな直線切り替えのドレスは、その柄の中にフェンディのモノグラムを取り入れたものもある。