《めてみみ》プレイヤーの変化

2018/02/23 04:00 更新


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画像はイメージです(P. Kamput / Shutterstock.com)

 15~21日は春節(中華圏の旧正月)の休暇。大阪で出会う訪日外国人はいつにも増して多い気がした。もっとも、中国を中心とする買い物客の多さは春節や国慶節に限らない。大阪観光局が推計している「来阪外客数」は17年で1111万人。12年の203万人から5倍以上に増えた。

 訪日外国人需要が、大阪地区の百貨店売上高を押し上げている。大阪の「路面一等地」である御堂筋や心斎橋筋の店揃えもずいぶん変化した。12年ごろは、外資のラグジュアリーブランドやファストファッション、国内のセレクトショップの出店意欲が高かった。高い集客力と訪日外国人へのブランド訴求が当時の出店の狙いだった。

 近年はドラッグストアの大型店舗が心斎橋筋商店街に相次いでいる。1店舗当たりの月商は数億円とも言われ、高賃料を提示して店舗数を拡大中だ。高級時計やジュエリー、ブランド中古品の売買専門店も増えてきた。一方で、高賃料の壁もあり、衣料専門店の新規出店は皆無。

 訪日外国人需要とは全く違う側面でプレイヤー(出店者)が変化しているのが駅前立地の商業施設。物販を縮小してフードホールやバルを拡大している。ビジネスマンなど新規客層の獲得と来店動機の多様化が主な狙いだ。新規客層の需要に応える街や商業施設のプレイヤーの変化は、今後も続きそうだ。


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