《マスイユウのファッションロードトリップ》ファッションX㊥ 注目のショールームに潜入

2024/01/10 14:00 更新会員限定


 ストックホルムで行われたスウェーデンファッション協会による「ファッションX」期間中にはショールームも開かれた。どのブランドもスタジオやヘッドクォーターでのアポイントメントで、クリエイティブチームと密に話す機会となった。

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 「レイヴ・レビュー」は20年にLVMHヤングファッションデザイナープライズのセミファイナリストに選ばれたサステイナブル(持続可能な)ブランドだ。22年春夏でミラノ・コレクションデビューを果たした。お得意のアップサイクリングではチェックのウールコートやスリーブがオープンになったケープ風のセーターなど、ビンテージのパッチワークが目を引いた。

レイヴ・レビュー
ケープ風のセーター(レイヴ・レビュー)

 この秋にドーバー・ストリート・マーケット・キンザで期間限定店を開催したのは「エイティーズ」。スニーカーからハイヒールまで、全てユニセックスのシューズやデニムでスタートして、90年代テイストのアパレルへと拡大した。いち早くジェンダーレスを取り入れて10周年を迎え、CEO(最高経営責任者)のジョナサン・ハーシュフェルドの自宅でカクテルも供された。市内中心にある店にも立ち寄ったが、地元では我々が抱く〝おしゃれな若者(ジェンZ)〟的なイメージよりも幅広い年齢層に親しまれているようだ。

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