縫製企業や商社、テキスタイルメーカー 端材や在庫生地を活用しマスク提供

2020/03/12 06:30 更新


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 新型コロナウイルスの感染拡大により、マスク不足が続いているが、マスクの供給に少しでも貢献しようと、縫製企業やテキスタイルメーカー、専門商社などが生産に取り組んでいる。扱っている生地や在庫生地などを利用してマスクを生産、クラウドファンディング(CF)などを活用して消費者に届ける。

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 カットソーアイテムの縫製を手掛ける近藤ソウイング(三重県いなべ市)は、スポーツウェア製造の際に出る廃棄端材を使ったマスクを開発した。来週からCF「レディーフォー」で紹介する。立体形状の三重構造で内側にポケットを配してフィルターを入れられる。スポーツウェア専用の薄地素材のため通気性が良く、適度なストレッチ性、吸水速乾性がある。

 男性、女性向けに無地が1枚1300円、2枚セット2500円、5枚セット6000円で販売する。このほか柄物タイプも提供する。CFの目標額は10万円。3月分で1500枚、4月分で1800枚を用意する。

近藤ソウイングはスポーツウェア用生地を使ったマスクを開発

 豊島が急きょ始めたプロジェクトが、CF「マクアケ」で3月7日から応募受け付けを開始した国産マスク「トロン」。目標額を20万円としたが、数日で1000万円を超えるなど好評で、受け付けを終了するセットが相次ぎ、追加リターンを実施している。

 トロンは国内の毛紡績で作った極細番手のメリノウールを使用する。ウールの吸湿発熱性、保湿性などを打ち出している。間に入れるシートにはオーガニック綿ガーゼを採用。花粉症対策にも使用できると訴求する。色はネイビーとシルバーで3サイズ、マスク1枚・ガーゼ30枚のスタンダードセットを3218円のリターンで提供している。

 「マスク不足に少しでも役立てば」とヘンプ生地を使ったマスクを開発したのが福田織物(静岡県掛川市)。綿織物主体のテキスタイルメーカーだが、「織物工場として織物在庫を活用して何かできないかとの思いで開発を思い立った」。

 繊維が中空構造で吸湿・吸汗性があり、引張強度が綿の8倍、耐久性で同4倍の強度、通気性の良さ、抗菌性や紫外線遮蔽(しゃへい)効果など多様な機能を持つヘンプの特徴をマスクに生かす。

 まず100個を生産。自社オンラインショップで1個1500円で販売する。その後は「マスク用のゴムが入手できない」ので、マスク用の生地を型紙と説明書付きで1メートル当たり1000円で販売する。

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