マークイズ福岡ももち 想定超す来客でにぎわう

2018/12/04 06:30 更新


 11月21日に福岡ヤフオクドーム前に開業した商業施設マークイズ福岡ももち(三菱地所リテールマネジメント運営)の開業1週間は、「想定以上の来館客で順調な滑り出し」(安部郁夫館長)となっている。

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 11月23日からの3連休はドームで連日大型イベントが開催されたため周辺道路で激しい渋滞が発生、平日になっても午前中から約1300台収容の施設内駐車場は満車となり、近隣に確保している550台収容の臨時駐車場に誘導している状態。臨時駐車場は1月中旬まで運用することにしており、最寄りの地下鉄駅との無料シャトルバス運行など今後も渋滞対策に努める方針だ。

 同施設の店舗面積は約4万8000平方メートルで、県内初44店を含む163店が入居。足元商圏のデイリーニーズを押さえながら、高感度ファッション、音楽ライブやシネマなど時間消費型ニーズまでカバーする。主要ターゲットのファミリー層に合わせ、通路幅は最大4メートルを確保、ヤングからシニアまで想定通りの幅広い客層が来館している。約1700台分の駐輪場を設けた効果もあり、平日夕方には学生の来店も目立つという。

 周辺に飲食店が少ないこともあってフードコートなど飲食店舗が特に好調で、「見て回るだけでなくスーパーマーケットはじめ物販も順調」(同)。

 館内各所で進めている三菱地所グループカードの入会も「予想以上に順調」で、中長期的な固定客獲得につなげるため今後、テナント各社と協議しながらカード利用特典の拡充を進める方針だ。また、グループ商業施設のイムズ(福岡・天神)や鳥栖プレミアム・アウトレット(佐賀県鳥栖市)との共同セールなども検討していく。

平日の昼でも混雑するフードコート


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