ゲオクリア オフプライス「ラックラック」の東京23区内初店舗

2021/07/21 12:10 更新


都心立地で若者へ訴求し、業態としての認知度向上を狙う

 ゲオホールディングス(名古屋市)の子会社ゲオクリア(同、川辺雅之社長)は7月22日、オフプライスストア「ラックラック」の新店を東急プラザ表参道原宿4階に開く。13店目で東京23区内は初。20~30代の女性を主対象に課題の認知度向上を狙う。これまで取り扱いがなかったラグジュアリーブランドなど高単価商材を揃えており、既存店との比較で2倍以上の客単価を想定する。24年までに50店を目指しており、関東、関西、東海地方を中心にドミナント出店する。

 新店は期間限定で終了時期は未定。売り場面積は191平方メートル。「ドリス・ヴァン・ノッテン」「ステラ・マッカートニー」など海外ブランドや国内デザイナーブランド、コスメブランドなど4000点以上の商品を最大91%オフで販売する。

 余剰・過年度在庫を他社から仕入れて販売するオフプライスストアが、循環型社会につながるビジネスモデルであることを訴求するため、同業態として初めてSDGs(持続可能な開発目標)に関する取り組みに力を入れた。店舗什器やショッパーを環境に配慮したものにしたほか、店内のモニターやレシートで二酸化炭素削減量を視覚的に訴求する。

 今後の出店は関東、関西、東海を中心とするが、集客力の見込める地域・立地には積極的に店を出す。19年4月に郊外から始まり、近年は繁華街の駅近辺への出店を進めてきた。今後は郊外、駅近辺を問わず、集客力を優先する。新型コロナウイルス下で来客数が増えている郊外ショッピングモールなどは特に出店を強化したい考えだ。

 同業態は「ラック・ラック・クリアランスマーケット」から名称変更した。

ゲオクリアの川辺雅之社長
廃棄物と廃棄衣料品を原料としたモリリンのサステイナブルボード「パネコ」を使用したテーブル


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