ロンナー 今秋冬物から20代をターゲットに新ブランド

2019/04/09 06:25 更新


 ロンナー(柴田耕作社長)は今秋冬物から20代をターゲットとするメンズ重衣料の新ブランド「カームヒル」を販売する。同社はブランドの若返りを進めており、「リチャードジェームス」で30~40代の顧客を開拓している。今春夏物から新ブランド「マグノリアトウキョウ」で新富裕層狙いの商品を立ち上げたのに続いて、今秋冬物から20代を対象にしたカームヒルを打ち出す。

 カームヒルは既に都内百貨店でのテスト販売で成果を出している。主力ブランドの「ロンナー」でもリブランディングを進めており、細身の「ブルーステッチ」ライン(7万8000円から)は「ニュートラルクラシック」ラインを上回る実績を上げている。

 カームヒルは若返りのシンボルと位置付け、「スニーカーの似合うスーツ」をコンセプトに設定。「外観のカッコ良さを伝えることに挑戦」し、「インパクトのある良い印象作り」を目指す。

 カームヒルの秋冬物は、セットアップはストレッチ性のある素材を使い、デニムのニット地は綿91%・ポリエステル8%・ポリウレタン1%混。ジャケットは3枚袖使いのラグランで、片側の袖にパイピングを使っている。パンツは股部分を動きやすいダイヤ型のガゼット仕様にし、片側にパイピングを入れ、前身頃はノーマルなデザイン、後身頃はクラシックなデザインとした。

 ジャケット6万2000円、パンツ2万3000円。スーツは後染め生地使いで8万5000円、コート10万円。販売先は百貨店中心。

「カームヒル」秋冬物
「カームヒル」秋冬物のセットアップ。ジャケットの袖にパイピング


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