24年春夏は、軽やかなテクスチャーやクラフトタッチのディテールによって、レディススニーカーが多彩に提案された。アクセサリー感覚のフットウェアへと進化している。
(須田渉美)
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ベーシックで新しい
トレンドの一つは、ベーシックな印象を外さずに変化を出す手法だ。
スペインの「カンペール」は、95年生まれの象徴モデル「ペロータス」をアレンジ。透明感のあるメッシュでさっそうと見せたり、成型ニットでシームレスな作りにしたり、すっきりした輪郭でモダンに表現した。
「マナ」はふっくらとした線の柔らかさをデザインした。過去数シーズンはチャンキーソールやカラフルな配色を強調していたが、心地よい丸みに着目。パッデッドのアッパーと曲線をきれいに出したソールで品よく見せた。
「アグ」は極端なボリュームソールを使って大人可愛いムードに仕上げた。アッパーは、スエードにリブニットを縫い合わせ、抜け感を出しつつ、フィット感を高めた。