レディス専門店で、春物が好調に売れている。3月は寒暖差が大きい1カ月だったが、冬のような寒さの日は春アウター、夏日に近い気温の日は軽やかなトップなど、それぞれの天候に合わせて売れ筋を作れたという店が多い。これから春本番となるが、モチベーションは高いと予想される。
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「寒い日が多かったため、春アウターが好調に売れた」とはドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店。ナイロンのブルゾンやシルク混のトレンチコートなど、昨年より入荷を増やしたアウターとシャツ、ブラウスが好評で、3月は前年同月の実績を上回る結果だった。
アーバンリサーチ・ロッソグランフロント大阪店も、アウターの売り上げが前年同月比で2ケタ増。ブルゾンやガウンコート、「リー」別注のデニムジャケットなど、裏地がないデザインを中心に好評だった。アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店も、売れ筋トップ3はカーディガンとジャケットだ。
「暖かいというより、むしろ暑かった」日もあったなかで、春らしいトップをはじめ、半袖がちらほら売れ始めている店もある。一部の店では、サンダルを探す客も増えてきたという。
勢いそのままに、今月は今すぐ着られる春アウターも、先を見据えたトップも一緒に攻勢をかける。特に、ビンテージテイストのアイテムに注目する。