24年春夏のレディスで、肌見せのトレンドが広がっている。ヤング向けでは00年代や、韓国発ガーリースタイルの流れを受けたアイテムが多い。肌見せに抵抗のある大人も楽しめるよう、重ね着の仕方を工夫して提案するブランドもある。
ヤング向けのトップはこれまで、パフスリーブや襟元にボリュームのあるデザインが多かった。今季は一転して、ミニマルなデザインやタイトなシルエットが目立つ。デコルテや肩を華奢(きゃしゃ)に見せるのがポイントだ。
「スナイデル」(マッシュスタイルラボ)はアメリカンスリーブやホールターネックのトップ、細い肩ひものキャミソールを企画した。立体感のあるチュールやフリル、リボンのアイテムと合わせることで、ガーリーな着こなしが特徴の〝コケットコア〟のトレンドを取り入れている。大胆な肌見せのトップにはボトムにパンツを合わせるなど、甘すぎないバランスも意識している。
「リエンダ」(バロックジャパンリミテッド)は引き続き、「Y2K」に注目する。短丈のトップやミニボトムには、ビジューやラメ、スパンコール、パール、チェーンの装飾を施して華やかに仕上げた。「レディアゼル」(バーンデストローズジャパンリミテッド)は、大胆に肩を見せるデザインのブラウスに、リボンモチーフや胸元の大きなフリルを加えた。女性らしい着こなしを得意としているが、ボトムはトレンドのデニムアイテムと合わせて提案する。
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