ラコステジャパン 双方向キャンペーンでゼロパーティーデータ収集

2021/03/11 06:25 更新


 ラコステジャパンは、クッキー(ウェブサイトの閲覧履歴などのユーザー情報)規制に備え消費者本人の同意許諾によるゼロパーティーデータの収集を実施した。チーターデジタルが、インタラクティブ(双方向)なブランド体験の提供を通じ消費者しか知りえないゼロパーティーデータを能動的に収集できる「チーターエクスペリエンス」をキャンペーン実施ツールとして提供した。

 二つのデジタルキャンペーンを実施し消費者本人しか知りえない複数のデータを収集した。「チャレンジしたい長袖ポロシャツカラー」キャンペーンでは、チャレンジしたい色を選んでもらい、ポロシャツの着用シーンや好きな色など質問形式で収集した。

 「2020年秋冬新作アウターコレクション」は、VIPメンバー顧客に向けてアウターファッションを診断する過程で「アウターを選ぶ時のこだわり」「好きなファッションスタイル」のゼロパーティーデータを収集、診断結果に基づき商品提案した。

 これらのインタラクティブ性が高いキャンペーンで、これまで実施したアンケートより高い参加率を達成できた。

 また、顧客IDと収集データをひも付けすることで店舗接客での活用を可能にし、顧客一人ひとりの趣味嗜好(しこう)や購買意向を大規模・効率的に収集できたとしている。

 ラコステジャパンは「店頭スタッフのようにニーズをうかがい最適なキャンペーンや商品を提案することでライフタイムバリュー(LTV=顧客生涯価値)を高めることができる」といい、様々なデジタルイベントをチーターエクスペリエンスで企画し、得られた情報からより良い顧客体験を提供していく考えだ。

キャンペーン画面のイメージ(20年秋冬新作アウターコレクション)


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