JR、地下鉄新神戸駅に直結した複合商業施設、新神戸オリエンタルアベニューは7月、名称を「コトノハコ神戸」と変える。コト消費を中心とするショップ、施設を集め、エンターテインメント、観光、ビジネス需要に対応した館に進化させる。
建物は地下3階~地上3階で、神戸の玄関口である新神戸駅と地上3階がつながっている。エンターテインメントの核となるのが、昨年12月に閉館した新神戸オリエンタル劇場をリニューアルする「アイア2.5シアターコウベ」。オープンは7月。2.5次元ミュージカル専用劇場となる。
観光の核とするのが、3月24日に先行オープンした「神戸ビーフ館」。ステーキや焼き肉が楽しめるだけでなく、神戸ビーフの認定基準や歴史など特徴を紹介する展示スペースもあり、国内外の人に神戸ビーフの良さを知ってもらう。
地元のスイーツ、日本酒、ファッション商品などを集めて、神戸ブランドをアピールするコーナーもできる。1階エントランス側には、医療モール「新神戸メディカルビレッジ」ができる。ビジネス拠点となるコワーキングスペースも設ける。
新神戸オリエンタルアベニューは1988年、商業施設「新神戸オーパ」(192店)を含む新神戸オリエンタルシティ・C3として開業した。当初は夜間重視型の施設として注目されたが、近年はテナント撤退も目立っていた。
