キタムラTS アウトドアプロダクツと新ブランドに注力

2018/12/20 06:26 更新


 キタムラトレードサービス(東京)は、ライセンスビジネスの柱ブランドである「アウトドアプロダクツ」で、生活文化・健康関連企業との契約を進めるとともに、新ブランド「ロンズデール」に力を入れる。

 アウトドアプロダクツは16社とライセンシー契約を結び、小売りベースの売上高が200億円を超える。「11年の震災以降、学生や女性、キャンプ需要を軸に伸ばしてきた」(西村卯取締役)とする。

 サンスター文具(東京)が11月からウィゴー(東京)とノートやボールペンなど文具類でコーナーを設けてブランド訴求を強めるなど、メーカー・小売りが一体となった取り組みも進んでいる。ゲーム機など異業種との協業も増え、約15ブランドが他ブランドと協業を行い、ダブルネームで商品化している。来年以降は「健康産業や清涼飲料などとの協業やライセンス契約を増やす」考えだ。

 英スポーツ系ブランド「ロンズデール」の拡大も進める。19年ラグビーワールドカップ、20年東京オリンピックとスポーツイベントが続くことから、「スポーツブランドへの期待は強い」と判断。ロンズデールブランドに関して、英インターナショナルブランドマネジメントリミテッド及びロンズデールスポーツリミテッドと日本市場における独占ライセンス契約を結んでいるフェローズと今年10月、包括的ライセンス・パートナーシップ契約を結んだ。「ロンズデールのビジネス構築に力を入れる」考えだ。

 他にアウトドアブランド「オーバーランド」「ゴッラ」の2ブランドもライセンスビジネスを進める。同社は11月、埼玉県飯能市に開業した北欧をテーマにしたテーマパークのメッツァビレッジにゴッラの直営店を開いている。

ファインプラスがライセンス生産販売する「アウトドアプロダクツ」


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