キダルト(kidult)とは、「kid」と「adult」を組み合わせた言葉。大人になっても子供心を持ち、遊びや楽しみを大切にする人々を指す。いわゆる属性名称である「アクティブシニア」や「ミニマリスト」などと同様に、ライフスタイル傾向が命名されて注目を集め、市場が活性化していく現象は、皆様ご存じの通り。キダルトもその一つと言えるだろう。
(雑貨コンサルタント 富本雅人)
支持される理由
近年、「日本おもちゃ大賞」において、従来の「ハイターゲット・トイ部門」が「キダルト部門」に変更されたことを契機に、消費傾向として広く認知されるようになった。玩具業界で特に重要な市場キーワードの一つである。
アニメや漫画、ゲーム関連商品、フィギュア、ドール、各キャラクター商品、さらには昭和レトロ玩具まで、大人が子供向け商品を買って、遊んで、飾って、語る行為。それはもはや「幼稚」「恥ずかしい」「オタク(以前はネガティブな言葉)」なものではなく、一つの趣味やライフスタイルとして認められていると言えそうだ。
象徴する行動の一つが「大人買い」である。大人の経済力で、キャラクター商品、コミック、食品玩具、駄菓子などをまとめて購入することは、子供時代に満たされなかった欲求(買いたかった)をかなえる行為として認知されている。
少子化によって、先細りのはずだった玩具業界。子供の心を持つ大人の財布に支えられ、右肩上がり傾向だ。キダルト商品が支持される理由は明確。
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