大手百貨店の2月売上高(既存店ベース、速報値)は5社中3社が前年同月実績を上回った。外商など国内客売り上げが伸びたが、インバウンドの落ち込みが続いた。寒暖差が激しく、衣料品や服飾雑貨は春物が伸び悩んだ。
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三越伊勢丹は、伊勢丹新宿本店が17%増、三越日本橋本店が4%増、銀座店が前年並み。国内客売り上げは13%増だった。外商催事の丹青会、春節(中華圏の旧正月)休暇の月ずれの影響で、新宿本店が大幅増となった。丹青会、三越の外商催事の逸品会はともに過去最高の売り上げだった。
高島屋は、日本橋店が7%増、横浜店、京都店が4%増。国内客は5%増で、特選衣料雑貨、宝飾品が伸びた。
大丸松坂屋百貨店は、大丸神戸店、松坂屋名古屋店が8%増で、外商売り上げが支えた。大丸梅田店は14%減で、上層フロア改装に伴う売り場閉鎖が響いた。国内客は4%増だった。
阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店が4%減で、大型改装に伴う売り場の閉鎖が影響した。阪神梅田本店は26%増で、ファッション領域や食品の改装効果や大型催事が寄与した。
近鉄百貨店は、あべのハルカス近鉄本店が4%減だった。国内客は3%増を確保した。
インバウンドは2ケタ減で、売り上げの半分を占める中国からの訪日客の大幅減が響いた。免税売上高は大丸松坂屋百貨店が16%減、高島屋が13%減、三越伊勢丹が8%減だった。中国・香港を除く売り上げは前年を上回った。
