感性について(藤永幸一)

2014/11/05 00:00 更新


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昔は「レコード」で音楽を聞いていました。その後カセットが主流になりました。これらのツールは、基本的には、「録音」された順序に従って、音楽を聴いていくものでした。

実は、ここにとっても大切なことがあって、だからこそ、製作者(ディレクターであったり、ミュージシャン本人であったり)は、リスナーをイメージしながら、楽曲録音の順序を考えていました。この作業に相当のエネルギー、情熱を注いだそうです。

これが、ipodの登場で大きな転機を迎えます。それが、ランダム再生機能でした。ipodが勝手に、ランダムな順序で再生してくれるという、あれです。

リスナーは、いつも少し新鮮な気持ちで楽曲を聴くことになります。それは素晴らしい体験です。

 


 

しかし、つくり手には、クリエイティブなイメージ力が必要とされない、もしくはなくてもいいという環境変化に見舞われました。当然、リスナーも、製作者の「想い・たくらみ」に触れることがなくなりました。

そして、今、WEBの時代。「聴きたい」楽曲だけをピックアップできる時代環境になりました。「聴きたい」ものだけにアクセスできるのは、無駄がなく、ちょっとスマートな印象です。

WEBの怖さは、「いつでも、無駄なく、的確な答え」がいとも簡単に目のまえに提示されてしまうことです。答えが、簡単に手に入る!これに慣れてしまうと、待つことができず、無駄をきらい、答えを求めてしまうようになります。今の若い人って、少なからずこの傾向がる様です。

手に入れるのに苦労する。たくさん無駄をする。これは違うと迷い、答えを探す旅を続ける。このプロセスこそが、実は、人の感性を育てる旅であり、人は、「答え」以外のものに触れることが大切なのです。

言葉の意味を調べるときも、辞書を開けば、その時には必要ないたくさんの言葉に触れることになります。これが大切。電子辞書だと、「調べている言葉」の意味だけが情報になります。

手に入れるのに苦労する、努力すること。

無駄なこと。

迷うこと。

これ、本当に大切なこと!



20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!

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