ケリング、ユニフランスと提携 映画界の女性地位向上

2017/05/23 04:24 更新


 ケリングはこのほど、仏映画の国際的なプロモーションを支援するユニフランスと2年間のパートナーシップを結んだ。映画産業や映画作品における女性の地位向上を促す「ウーマン・イン・モーション」のプログラムを、様々な国際映画祭に導入し、その活動を世界に広げることが目的だ。

 ウーマン・イン・モーションの活動は15年、カンヌ国際映画祭からスタートした。同映画祭のオフィシャルパートナーを務めたケリングは活動をさらに広げるため、3年目の今年、ユニフランスとの提携を決めた。提携後最初の映画祭は28日まで開催されているカンヌ国際映画祭。6月22~25日に東京で開かれるフランス映画祭でも同プログラムの導入が決まっている。

 映画祭以外にも、トークショーなどが計画されている。6月17日には、エル・ジャポン主催のイベント「ウーマン・イン・ソサエティ」で、映画監督の河瀬直美氏を迎えてトークショーを開催する。

 ユニフランスは49年に設立されたフランス文化・通信省の非営利外郭団体。



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