ジュン・アシダは26日、大阪市中央区の「ブティックアシダ御堂筋」を全面リニューアルし、最も新しいブランドイメージを発信する旗艦店としてオープンした。
「デザイナーとして25年を迎え、最前線である店の在り方を見直し、発見や驚きのある店にしたかった。何か面白そうだと思わせるものとして、新しいテクノロジーをできるだけ取り入れた。
ブティックは静かなイメージがあるが、ファッションと同じく絶えず変化を見せたい」とデザイナーの芦田多恵。伝統と革新、和と洋の融合した“ランウェー”ブティックをコンセプトに、内外装のデザインは東京在住のフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラが手掛けた。
御堂筋に面した四つの大きなウィンドーは夜間、歩行者に合わせて画像が変化するインタラクティブ(双方向)なデジタルサイネージ(電子看板)を採用。閉店後も映す予定で、通行人に驚きと強い印象を与えるとともに、新たなブランドイメージを具現化した。
店内は「タエ・アシダ」(ミスアシダを一部含む)と「ジュン・アシダ」、オリジナルアイテムをポップアップ的に見せるシグネチャーの三つのゾーニング。約300平方㍍の売り場は天井高を限界まで上げたことで空間の広さが実感できる。

ウインドーは夜にインタラクティブな映像が流れる

ランウェーを思わせる店内(ジュン・アシダゾーン)

芦田多恵デザイナー