ジャパンジュエリーフェア 海外バイヤーが戻る 真珠人気が過熱

2023/09/08 06:27 更新会員限定


にぎわった真珠関連のブース

 8月30日から3日間、東京ビッグサイトで開かれたジャパンジュエリーフェア2023(主催:インフォーママーケッツジャパン、日本ジュエリー協会)は、327社(前年は258社)が出展、1万3462人(1万1201人)が来場した。コロナ前水準には届かないものの、渡航規制が緩和された中国から団体での来場もあり、人出が回復。海外バイヤーや在日バイヤーがパールパビリオンや二次流通品ブースを取り囲む様子が見られた。国内向けは、新たな切り口で売り場提案できる企画が好反応だった。

(中村維)

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 会場内で盛況だったのは真珠関連のブースで、出展数も増加した。あこや真珠の価格は高騰中だが、中華圏でのブームを背景に根強い人気がある。コロナ下では在日バイヤーがスマートフォン越しにライブを行う姿が目立ったが、今回は来日し直接仕入れする姿が増えた。一方、金製品を好むフィリピン系ライバーの姿は引き続き多かった。また、インフォーママーケッツ中国オフィスが所有するウィーチャットプラットフォームを活用したマッチメイキングイベントも実施。20社が各出展ブースから約3万7000人を超えるウィーチャットフォロワーに対してライブ配信を行った。

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