子供服のジェニィ直営店が好調 商品刷新とフェアで

2018/12/07 06:25 更新


 子供服のジェニィ(大阪市)の直営店「ジェニィショップ」が好調だ。今秋は既存店売り上げが前年実績を上回った。昨年秋に実施したリブランドの成果と、イベント、フェアの実施で新規客が取り込めたことが主な理由。

 同社は17年秋から「ジェニィラブ」を直営店のメインブランドとして再構築し、MDを変更した。専門店向け卸ブランドである「シスタージェニィ」とのすみ分けができ、直営店の顧客の嗜好(しこう)に合わせたテイストをしっかり打ち出せた成果と見る。店頭では、トレンドのスポーツテイストとガーリーテイストをミックスしたコーディネートが人気となっている。

 10月に、宇都宮店のほか、新店舗を開いた新潟、名古屋、大分の計4カ所で雑誌『ニコプチ』と組んだイベントを実施した。ジェニィラブはブランド設立5周年を迎えた。ニコプチのモデルらが来店し、撮影会などを開催した。地方では珍しい取り組みで、来店客から好評だった。

 「今後もコト発信を続けることで、ブランドを確立していきたい」とする。12月には幕張新都心店でクリスマスに関連したイベントを予定する。

新店を開いたららぽーと名古屋みなとアクルスでのイベントの様子。『ニコプチ』のモデルが来店した。


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