伊勢丹新宿本店メンズ館は3月16日、全館改装オープンする。「誰もが○○らしさをデザインできる場所に」をテーマにアナログとデジタルを融合したパーソナルな購買体験を提供する。2、3、6階の3フロアは27日に先行オープンする。
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全館リモデルに着手したのは「世界最先端・最高峰のファッションを追求する」というストアコンセプトを改めて確立するため。メンズ館は03年9月のオープン以来、拡大を続け年間売上高450億円に達する巨艦店となった。しかしこの間、品揃えに大きな変化がなく、一部で陳腐化したことに対して「顧客ニーズの変化に合わせることが第一の目的。国内外の価値あるものをたくさん見たいというお客様の要望にしっかり応えていく」(杉江俊彦三越伊勢丹社長)という。
例えば2階メンズクリエイターズは先進・先鋭なクリエイションを発信するが、今回のリモデルでモードから新進デザイナー、ストリート、ヒップホップまでテイストや価格の幅を広げる。来店して選ぶ楽しさを提供する狙いだ。メゾン系デザイナーブランドの3階は「セリーヌ」を新規導入する。6階は最新最旬のファッションとライフスタイルを編集する。
もう一つの目玉はカスタマイズだ。昨秋に改装した地下1階紳士靴はハイエンドのオーダーサロン、7階オーセンティックカジュアルは一点物を強化しており、デジタルを活用したモノ、コトに関わるサービスを全館に広げる。
3月はコスメ、スキンケア、フレグランスの面積を2倍に拡大する1階などが全面オープンする。
