アンテルフィリエール・パリ 日本から旭化成など5社

2019/07/09 06:30 更新


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 【パリ=橋口侑佳】下着・水着向け素材見本市のアンテルフィリエール・パリが6~8日開かれ、日本から旭化成、セーレン、栄レース、クロダレース、中越レースが出展した。世界的にインナー市場が厳しいなか、製品のデザインや機能を向上させる日本の開発力が注目されている。

 クロダレースは、断ち切り可能な独自のラッセルレース「グランドエックス」シリーズの販売が国内外で好調だ。今回は第3弾となる「グランドエックス・マジック」を訴求した。強めのパワーが特徴の第2弾から、編み方やスパンデックスの太さを見直し、締め付けすぎず、しなやかさも備える風合いにした。ブラトップに推す。

 エンブロイダリーレースの中越レースは初出展。海外での生産管理を担ってきた海外事業部が中心となり、今年から輸出事業を開始した。同展を皮切りに、欧州、アジアの販路開拓に乗り出す。富山県砺波市の自社工場のほか、中国、台湾に協力工場を持っており、顧客のサプライチェーンやニーズに合わせて、メイド・イン・ジャパンの品質を安定供給できるのが強みだ。社内で定める品質基準や検品マニュアルは各協力工場にも徹底しており、技術者も派遣している。

海外向けに新たに開発した80品番で需要を探る(中越レース)

 外注含め6人のデザイナーを抱え、今回展示した80柄は全て、海外向けに新たに開発。日本市場では使わない素材や技術も取り入れた。たとえば、モノフィラメントのチュールは肌触りの硬さで敬遠されてきたが、欧州市場では受け入れられている。薄く、刺繍の繊細さが際立つ透明感がある。

 セーレンは、デジタルプリントと同時に生地を部分的に溶かす「ビスコマジック」と高伸縮のフリーカット丸編み「フレックスムーブ」に絞って出展した。ジャカードにビスコマジックで機能を持たせ、トレンドの柄と柄を組み合わせたシェイプウェアを提案するなど、製品の鮮度を高める技術や企画力が注目される。リピーターが増え、売り上げも伸びてきた一方で、価格や納期の課題はまだ大きいという。今年から、エージェントを立てる考えだ。

 アウターと同様、インナーでもエコ素材へのニーズが高まっている。旭化成は前年に続き、マテリアルリサイクルスパンデックス「ロイカEF」を訴求し、引き合いが増えている。かねてから力を入れている、欧州のインナー、アクティブウェアブランドとの取り組みも実り、「ウォルフォード」などの大手からニッターまで、ロイカEFや製造工程で自然に配慮した「ロイカV550」も浸透してきた。

 リバーレースの栄レースも、欧州の顧客を中心にニーズが高まっていることを受け、リサイクルのナイロン66を使ったレースを開発中だ。

欧州のブランドやニッターとの共同プロモーションも活発(旭化成)

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