ブランド力ある世界の新興企業60選

　世界的なブランディング専門会社のインターブランドは、Facebook、ニューヨーク証券取引所（NYSE）およびニューヨークのデジタルエージェンシーのひとつ、Ready Set Rocketと共同で、新興企業を対象とする初の調査レポート「インターブランド・ブレイクスルーブランド」を発表した。ノミネート数200ブランドから分野別に60を選出し、日本からLINEが、また「ポケモン GO」で話題のNianticが選ばれている。

　「注目に値する新興企業は世にあふれている。中でも特に，強いビジネスモデルと強いブランド力を両立させる組織にスポットライトを当てた」と、インターブランドグローバルCEOのジェズ・フランプトン。ノミネートは、ブランディングおよび市場の成長性等についての知見を元に、各社が世界各地から選出した主要なインフルエンサーにより、約200ブランドを選出。うち、業界やカテゴリー別に60ブランドを選出した。

　ランキング形式ではなく、以下の10のインサイト、3つの業界カテゴリー（ヘルス＆ウェルネス、金融、食品・飲料）、および2つの追加カテゴリー（Innovation Incubators（イノベーション・インキュベーター）、Ones to Watch（注目株））にグループ分けし、新興ブランドに関するインサイトを紹介している。

　LINEや、Googleの社内スタートアップとして設立されその後独立し、ポケモン GOの開発・運営を行っているNianticについて、｢ともに、これまで全く存在していなかった、人々の間のコミュニケーションの方法や情報の流れを実現し、人々の生活を一変させた。２ブランドが生み出す社会的な価値は、数兆円単位と推計される｣と、インターブランドジャパン代表取締役社長CEOの和田千弘。詳細は次の通り。

＜インサイト、カテゴリーおよび選出ブランド＞

＜選定基準と手法＞

• 年数：設立10年以内であること。
• 新規性：市場の独自なニーズに応える/ 新しいブランド体験を顧客に提供する/ 業界に風穴を開
ける/ 新しいビジネスモデルを適用する/ 新しいテクノロジーを開発する/ 等により，変化を起
こしていること。
• 成長性：成長力が見られること。経営が順調で，新たな製品やサービスの分野または地域に進出
していること。優秀な人材を惹きつけていること。
• 話題性：勢いがあり世の中の注目を集めていること。

ブランド力ある世界の新興企業60選

＜インサイト、カテゴリーおよび選出ブランド＞

■Growing together: Building businesses around people

■Growth in action: Living stories

■Growing potential: Performance-enhancing platforms

■Growth for good: Purpose-bred brands

■Growth through clarity: Two-way transparency

■Personal growth: A better me

■Growth in data: Data for value

■Growing mecosystems: Network conduits

■Virtual growth: Machine realities

■Growing global: Breaking borders

■Health & Wellness（ヘルス＆ウェルネス）

■Finance（金融）

■Food & Beverage（食品・飲料）

■Innovation Incubators（イノベーション・インキュベーター）

■Ones to Watch（注目株）

＜選定基準と手法＞

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