インスが「ワイルドシングス」派生レーベルの直営店をオープン

2022/11/01 06:26 更新


大阪・京町堀にオープンした路面店「ザ・ピーエックス・ワイルドシングス」

 インス(大阪市)は10月29日、大阪市西区の京町堀に路面店「ザ・ピーエックス・ワイルドシングス」をオープンした。同レーベルは、同社が日本で販売する米国アウトドアブランド「ワイルドシングス」から派生した実験型拡張ライン。同じ名称で設けた直営店でも、同ブランドや同レーベルの既存商品だけでなく、限定商品、サンプル品のリメイク、セレクトなどを加える実験的な要素を持たせることにより、ブランド全体の価値向上を目指す。

 ワイルドシングスは、伊藤忠商事がマスターライセンス権を持ち、インスがサブライセンシーとしてアパレルなどを企画・生産・販売している。ザ・ピーエックス・ワイルドシングスは22年春から、インスがアウトドアで使える雑貨や小物で、企画・生産・販売をスタートしたもの。

22年春から立ち上げた「ザ・ピーエックス・ワイルドシングス」の商品

 ブランド初となる直営店の売り場面積は50平方メートル弱。ワイルドシングスとザ・ピーエックスの商品を中心に品揃えした。今後はECを含む直営店限定アイテム、サンプル品やB品などをリメイクした一点物商品などの提案を加えていく考えだ。

 ワイルドシングスの価値観を重視した上で、インスの手掛ける海外ブランドなど、親和性があり新鮮なセレクトも柔軟にミックスしていく。こうした新たな価値を盛り込むことで、ブランドの新たな一面を発信することや、コミュニティーの形成を目指していく。

 新店は、同社の販売先でもある大阪のセレクトショップ「レイコール」(会社名はRCc)が販売代行として協力。店舗で打ち出すコンテンツなどについても、両者で連携していく可能性がある。



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