日本政府観光局によると、18年の訪日外国人客数(推計値)は前年比8.7%増の3119万2000人で過去最高を記録した。東アジアの国・地域では日本で起こった自然災害による旅行控えがあったが、年末までに前年同月を上回るまでに回復した。東南アジアや欧米豪は年間を通じて好調に推移した。
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国・地域別では香港を除く19の国・地域が過去最高となった。中国は前年比13.9%増の838万人となり、全市場で初めて800万人台に達した。タイは14.7%増の113万人で、東南アジアで初めて100万人を突破した。韓国は5.6%増の753万人、台湾は4.2%増の475万人、香港は1.1%減の220万人だった。
18年12月の訪日外国人客数は前年同月比4.4%増の263万2000人で、12月として過去最多だった。シンガポール、マレーシアが単月として過去最高を記録したほか、18の国・地域が12月として過去最多となった。