訪日外国人客数 初の年間3000万人を突破

2018/12/19 17:35 更新


 日本政府観光局(JNTO)によると、18年に訪日外国人客数が初めて年間3000万人を超えた。12月18日までで累計3001万人となった。13年に1000万人、16年に2000万人を突破しており、この5年間で3倍に拡大したことになる。政府は20年までに4000万人を目標に、引き続き訪日プロモーションやインフラや宿泊施設の整備に力を入れる考えだ。

【関連記事】10月の訪日外国人客数 中国は堅調、韓国や台湾は減少

 また、JNTOは11月の訪日外国人客数も発表した。前年同月比3.1%増の245万1000人で、11月として過去最高を記録。韓国、台湾、香港などは日本を襲った災害の影響による旅行控えなどで前年同月を下回ったが、中国や欧米が堅調に伸びた。

 17の国・地域(中国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)が11月として過去最高を記録した。中国は8.8%増の61万7000人で、旺盛な個人旅行需要と航空座席供給量の増加が後押しした。

 1~11月の累計では前年同期比9.1%増の2856万人となった。




この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事