イメージ・マジック 高速たたみ袋詰め機を販売

2018/12/19 06:26 更新


 オンデマンドプリントのイメージ・マジック(東京、山川誠社長)は12月から、Tシャツなどの高速たたみ袋詰め機(980万円)と梱包出荷機(850万円)の販売を開始した。海外で普及している機器の販売権を取得したもので、日本向けに電圧などをローカライズしてサポート体制も構築した。物流倉庫や工場の人手不足の解消や、品質の安定などにつなげられるとして、両機合わせて来期以降は年間20億円の売り上げを見込む。

 たたみ袋詰め機は1時間で500枚のたたみ袋詰めを実現し、作業負担は人が行う場合と比較して約5分の1に削減できる。Tシャツを指定位置にセットしてボタンを押すだけで、1枚7秒で袋詰めまで完了する。そのため未経験のスタッフでもすぐに使用でき、仕上がり品質も安定する。

 梱包出荷機は1時間に400個の発送伝票貼り付けとポリエチレン袋梱包を可能にする。封筒出荷を人が行う場合に比べて77%、段ボール出荷の場合に比べて82%の作業時間を削減できる。段ボール資材の価格が高騰していることもあり、梱包材費用も約40%削減できるという。オリジナルデザインや生分解性プラスチック素材など企業ごとにカスタマイズも可能だ。

 ICタグまたはバーコードを読み取り、商品を入れるだけで送り状も自動で貼り付けられる。Tシャツやシューズ、雑貨、書籍など袋出荷が可能なアイテムに対応できる。

 同社は小ロットを中心としたオンデマンドグッズの作成を自社工場で行っており、特にTシャツプリントを主力商材として販売している。工場ラインの人員確保が困難になっていたため、たたみ袋詰めや出荷作業を省力化しようと両機器を導入した経緯から、販売権も取得したという。

Tシャツをセットするだけで、あとは自動でたたみ、袋詰めしてくれる


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