聖林公司のブランド「ガイジンメイド」(GAIJIN MADE)が15日から、ニューヨークのセレクトショップ「180ザ・ストア」で期間限定で販売されている。180ザ・ストアは、ショールームのデニスウイリアムソンがトライベッカで運営する店で、ガイジンメイドは30日まで同店の入り口近くでメイン商品として打ち出され、その後も12月末まで同店で販売される。
ガイジンメイドはインディゴ染めのアパレルと雑貨が中心で、アフリカ、中国、タイなどの素材を使い、日本、タイや中国で縫製している。タイのカレン族が織ったビンテージの生地を裾にあしらったTシャツ、アフリカのブルキナファソで作られた生地を使った製品もある。
今回販売するアパレルはほとんどメンズで、ジャケットが400ドル~700ドル台、パンツは300ドル台、Tシャツは144ドルと165ドルのものがある。15日のオープニングレセプションはあいにくの雪に見舞われたが、インディゴ染めのジャケットに袖を通してみる男性客が目立った。現在、海外での卸売りはほとんどないが、ブランドの方向性を大幅に変えている最中で、海外で認知されるブランドにしていきたいということから、今回の取り組みとなった。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員、写真も)

