ウェブメディア『ほぼ日刊イトイ新聞』を運営するほぼ日が、11月開業の渋谷パルコに2店舗を出す。イベントなどを企画する「ほぼ日曜日」と、〝東京文化案内所〟をテーマにした「ほぼ日カルチャん」。ほぼ日は近年、ECも手がけながら、ギャラリー兼店舗の「とびち」、マーケット型イベントの「生活のたのしみ展」でリアルの接点も増やしてきた。その関係性について、主宰の糸井重里さんに聞いた。
『ほぼ日刊イトイ新聞』は、インターネットがまだそんなに普及していない時から始めたおかげで、できたことはとてもたくさんあります。ただ、そこで知り合った人たちに「あれはインターネットの人たちでしょ」と思われるのは、ちょっと不本意なところもありました。同時に「ネットって怖い」というイメージもあり、安全や便利に関するコストもどんどん上がってきました。そして、よそでは囲い込みだとか、新顧客につきいくら予算を取っているとか、そういうことをやっているともう、レッドオーシャンですよね。大きな資本とは戦えません。そのまま行くのはダメだぞと思っていました。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!