セレクトショップのエリオポールは、ストアコンセプトのリニューアルを今春スタートしたレディスに続き、メンズにも広げる。フレンチテイストを軸にこれまでよりカジュアルに楽しめるウェアを仕入れ、オリジナルとともに強化した。メンズ単独の新店も8日、東京・銀座にオープンした。今後は従来の大人客に加え、若い客層の獲得を目指す。
先行するレディスは今春夏から着用シーンを6カテゴリーに分け、よりきめ細かく顧客のニーズに応えられる品揃えを強化した。企画刷新と同時に東京・代官山の路面店も10年ぶりに改装した。
メンズも今秋からこれまで主力だったイタリアのファクトリーブランドを主体とするドレス系の品揃え中心から、フレンチテイストに切り替え、モードっぽいカジュアルも強化することにした。仕入れブランドではコンセプトの切り替えに合わせて、別注商品を増やした。
オリジナルもカジュアルなジャケットとパンツのセットアップやニットなどを強化した。スーツで8万~9万円、カジュアルジャケットで4万~6万円と、10万円以上のインポートブランドに比べ買いやすい価格帯に設定した。オリジナル商品の比率は30%程度だが、次シーズン以降、さらに高める考えだ。
8日にオープンしたメンズ単独店では、仕入れ、オリジナルのほか、古着や書籍なども扱う。40代以上が中心顧客だが、ブランドコンセプトのリニューアルに合わせ、これまで以上に幅広い客層を取り込む考えだ。