関心高まるか、健康増進機器 日本ホームヘルス機器協会が消費者に判断基準を提供

2023/04/11 14:00 更新有料会員限定


健康増進機器として認定されている製品の一つ「シックスパッドニーフィット」(MTG)

 一般社団法人の日本ホームヘルス機器協会(HAPI、山本富造会長=山本化学工業社長)が認定する「健康増進機器」に対する繊維・アパレル業界からの関心が高まりそうだ。背景には、遠赤外線の血行促進作用で疲労回復をうたう〝リカバリーウェア〟を取り巻く動きがある。昨年末、厚生労働省は一般医療機器(クラス1)として不適切な届け出に対して管理を強めた。これを機に、一般医療機器には該当しないが「単なる日用品ではなく、健康に資する商品」として訴求したい場合の一つの選択肢として、健康増進機器に目が向けられている。

(小堀真嗣)

繊維製品も認定

 健康増進機器は、人の健康・美容の増進、QOL(生活の質)向上が目的の機械器具など(医療機器および福祉用具を除く)を指し、HAPIの認定製品を指す。同機器の認定制度は18年にスタート(当初は体調改善機器)。認定プロセスは、製品の安全性と信頼性の確認、第三者によるデータ、エビデンス(証拠、根拠)の評価を外部の専門家で構成する評価審査委員会(菊池眞委員長=医療機器センター理事長)で審査した上で判断され、認定マークを製品に付けることができる。

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