阪急うめだ本店4階婦人服 感度、グレードを高める 「メゾン・エムアイディー1985」など“ブティック化”

2023/10/11 18:00 更新


期間限定で若手ガラス工芸作家の作品やバッグの「エポイ」を提案しているメゾン・エムアイディー1985

 阪急うめだ本店4階コンテンポラリーは今秋、フロアの感度とグレードの向上を主な狙いとする改装を実施した。3階モードから複数ブランドを4階に移設したほか、エム・アイ・ディー(大阪)のブランドを統合した「メゾン・エムアイディー1985」を新設し、「エッセンス・オブ・アナイ」などが増床改装オープンした。

(吉田勧)

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高いグレードの商品を強化している「エッセンス・オブ・アナイ」

 メゾン・エムアイディーは、「Mプルミエ」「Mプルミエブラック」「アベニールエトワール」「ブレンヘイム」の4ブランドを集積し、カラフルなストアデザインの店舗に変更した。売り場面積は247平方メートルで従来の売り場に比べて約1.5倍に拡大し、仕入れ商品や協業商品を提案する期間限定店スペースを設けた。

 アナイも旧売り場の約1.5倍の122平方メートルに移設拡大した。「ルル・ウィルビー」も2倍以上の約72平方メートル規模に拡大した。

 これらのブランドの面積拡大は「くつろげる環境でグレードの高いものを提案していく」(阪急阪神百貨店)ことが狙い。ラグジュアリーブランドを購入している富裕層の買い回りを見込んでおり、各ブランド・ショップとも高品質商品の提案を強化していく方針だ。

 3階から移設した「エンフォルド」も倍近い89平方メートルに増床した。このほか、3階から「ルシェルブルー」「ナゴンスタンス」「アンスリード」を移設した。これらはコンテンポラリーの感度向上が狙い。22年春に新設した「イットコンテンポラリー」は引き続きDtoC(メーカー直販)ブランドの期間限定店を提案する。

カラフルな店装の「エンフォルド」


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