H&Mは27日、傘下ブランドの一つである「チープマンデー」を廃止すると発表した。事業内容をスリム化し、主力ブランドに注力する狙い。H&Mは17年度業績が2ケタ減益で、18年度も第3四半期まで減益となるなど、苦戦が続いている。
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チープマンデーは卸売りが主力だが、このビジネスモデルが業界の構造変化の中で通用しなくなり、収益の低迷が長く続いていたという。同ブランドで働く従業員、約80人との雇用契約を19年度中に解く計画だが、同時にH&Mグループ内で雇用を継続するための支援なども行う。
18年12月でチープマンデーのロンドンの店舗とオンラインストアを閉鎖し、19年6月までに事業撤退を完了する考えだ。