ジーユー 若い女性獲得に本腰 環境配慮ジーンズも

2019/12/11 06:28 更新


 ジーユーは20年春夏物で、若い女性や少女の獲得に本腰を入れる。18~24歳、小学校高学年から中学生が主対象の二つの新コレクションを販売する。社会や環境に配慮したジーンズなども出す。商品全体で生産工場との連携・協業を強め、今まで以上に手頃な価格と安心できる品質の両立に努める。

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 18~24歳が主な対象の「ミックスマニア」は、同年齢の女性がどんな服を求めているかを徹底調査して開発。大人服とは異なるエッジの利いたストリート調の商品を揃える。同社で初めて〝キングサイズ〟と称するビッグシルエットのスウェットクルーネックや化繊のブルゾンなど。

 ローティーン向け「アンドラブリー」は、紫、黄色など旬の色使いのスポーツ調の商品が豊富。親の目線も意識し、ミニスカート見えするが、実はキュロットなど細部にも配慮する。サイズは140、150、160センチ。両商品とも中心価格帯は1490~2990円。前者は1月から、後者は2月から一部の大型店で販売する。

 サステイナブル(持続可能)なジーンズは、加工工程の水の使用量を最大99%削減する新技術を導入する。レーザー加工や人工石を使った洗い加工などを用いる。春夏はメンズ・レディス6型で、12月中旬から順次販売する。中心価格は1990~2490円。この販売により、20年春夏に「ジーユー」で販売するジーンズの約50%がサステイナブルな商品となる。長期的には100%にする考え。

「ミックスマニア」(左)と「アンドラブリー」の商品を着用したマネキン


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